• 桜花賞 2001年

第61回 桜花賞 2001年

2001年の桜花賞で単勝1番人気に支持されたのはテイエムオーシャン。1.3倍という圧倒的な支持を集めた。前年の2000年は札幌3歳ステークスで牡馬を相手に3着に入り、阪神3歳牝馬Sを優勝。前走のチューリップ賞も2着ポイントフラッグに4馬身差をつけている。2番人気はダイワルージュ。2000年の阪神3歳牝馬S2着馬でアネモネSを優勝。関東期待の星だった。3番人気はハッピーパス。クイーンカップ、フィリーズレビューで続けて2着。岡部幸雄にとっては悲願である桜花賞のタイトルはこの馬に託された。

スタート前、ダイワルージュがなかなかゲートに入ろうとせず、係員を手こずらせる。これがこの時期の牝馬を関東から輸送する難しさなのか。何とかゲートに入ったものの、スタートでは出遅れて、いつもと違い、後方からのレースを余儀なくされた。

一方、テイエムオーシャンはこの日もスタートを決めて、逃げるタシロスプリングの直後2番手からの競馬。一瞬、引っかかるような素振りを見せたが、全く心配はいらなかった。直線でタシロスプリングを交わして先頭に立つと後続との差を広げていく。大混戦となった2着以下を尻目に3馬身差をつけて先頭でゴール。その勝ちっぷりは着差以上に楽なもののように思えた。ダイワルージュ、ハッピーパスはその混戦となった2着争いの中にいた。ダイワルージュは3着、ハッピーパスは4着という結果だった。

かつては1986年の阪神3歳Sを制したゴールドシチーの手綱を取っていた本田優。その本田が久しぶりにG1戦線で主役を張れる馬とコンビを組んだ。その馬がテイエムオーシャンだったのである。次走のオークスでは3着に敗れたが、秋には秋華賞を制して3つ目のG1タイトルを獲得。翌2002年には牡馬を相手に札幌記念を優勝するなど、このコンビは新馬戦から引退レースまで変わることなく、活躍を続けたのである。

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