桜花賞 競馬予想




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2010年の桜花賞で単勝1番人気に支持されたのは、2009年の阪神ジュベナイルフィリーズを制して2歳牝馬チャンピオンとなったアパパネ。前走のチューリップ賞で2着とよもやの敗戦。しかし、当時は道悪だったのと、一度叩かれた上積みがあるに違いない。そんなファンの期待が集まった。2番人気はクイーンカップを制したアプリコットフィズ。ここまで3戦2勝2着1回と全く底を見せていない。3番人気はフラワーカップ勝ちのオウケンサクラ。この時期に桜花賞よりも距離が長い1800メートルを経験している強みを活かすことが出来るか、どうか。

レースはオウケンサクラがハナを切る形に。競りかける馬もなく、オウケンサクラはマイペースでの逃げとなった。直線に入っても内ラチ沿いを粘り込むオウケンサクラを後続の馬はなかなか交わすことが出来ない。誰かこのオウケンサクラを捕まえることは出来ないのか。ようやく迫ってきたのはアパパネだった。道中、4〜5番手の位置で競馬を進めたアパパネは直線で馬群の外に馬を出して、一気に追い込みをかける。オウケンサクラも食い下がったが、アパパネはゴールの直前でオウケンサクラを交わして1/2馬身差先着。前年の2歳牝馬チャンピオンによる桜花賞制覇となった。

このアパパネの勝利は後に大きな意味を持つことになる。続くオークスではサンテミリオンと1着同着の形で優勝。そして秋には秋華賞を勝って牝馬クラシック3冠を達成したのである。牝馬クラシック3冠を達成した馬は史上3頭目。アパパネは歴史的な存在となった。この桜花賞は「牝馬クラシック3冠」の第1関門。桜花賞を勝たなければ「3冠」はあり得ない。アパパネによる伝説の全てはこのレースから始まったのだ。

2009年の桜花賞で単勝1番人気に支持されたのはブエナビスタ。前年2008年の阪神ジュベナイルフィリーズを制した2歳牝馬チャンピオンである。2番人気は新馬戦、エルフィンSを連勝し、まだ底を見せていないレッドディザイア。3番人気は2008年の阪神ジュベナイルフィリーズ、年が明けて2009年のクイーンカップで2着に入ったダノンベルベールだった。

阪神競馬場の外回りコースの直線は長い。約470メートルある。ブエナビスタはこの直線を目一杯活かす競馬をした。道中は後方から2番手を進む。前とはかなり差がある位置だが、ブエナビスタに動じる気配は全くなかった。そして直線に入ると馬群の外から一気の末脚で突き抜ける。その末脚は他の馬たちとは次元が違っていた。最後は先に抜け出したレッドディザイアとの叩き合いになったが、勢いは完全にブエナビスタの方が上だった。レッドディザイアに1/2馬身差先着する形でブエナビスタが優勝した。

1着ブエナビスタ。2着レッドディザイア。この2頭は後のレースでも大活躍を見せる。ブエナビスタは次走のオークスの他、2010年のヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)で優勝。また2010年にはドバイシーマクラシックに出走して2着に入った。一方のレッドディザイアはこの2009年秋には秋華賞を制し、翌2010年にはドバイのアル・マクトゥームチャレンジラウンド3を優勝。この2009年の桜花賞1、2着馬は後に国内外で大活躍を見せた馬だったのだ。後になって、当時の出走馬たちが大活躍を見せ、そのレースがハイレベルであったことがわかるケースはよくあるが、この2009年の桜花賞も間違いなくハイレベルだったと言っていいのではないだろうか。


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