第64回 桜花賞 2004年
2004年の桜花賞で1番人気に支持されたのはダンスインザムードだった。新馬戦、500万特別、フラワーカップと3連勝。1996年の菊花賞馬ダンスインザダークの全妹という良血でもある。管理する藤沢和雄調教師もこの馬にかけていたのだろう。前走のフラワーカップから武豊を鞍上に起用していた。2番人気はチューリップ賞勝ちのスイープトウショウ、3番人気はフィリーズレビューを勝ったムーヴオブサンデーだった。
レースはヤマニンアルシオンの逃げでスタート。ムーヴオブサンデー、ホシノピアスなどが続く。その中で人気のダンスインザムードは全く危なげないレース運びを見せた。道中は6番手のポジションで前に行く馬を射程圏に捕え、4コーナーの手前でスパートして2番手まで浮上。直線で先頭に立つとそのまま後続をどんどん引き離した。上がり3ハロン34秒2はメンバー中最速のものであった。ゴールした時、追い込んできたアズマサンダースの着差は2馬身。しかしその2馬身以上の力の差があったように感じられた。
ダンスインザムードはその後も良血馬ぶりを発揮し続けた。7月にはアメリカに遠征し、アメリカンオークスで2着。秋には古馬相手に天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップで連続して2着。2006年には第1回ヴィクトリアマイルを優勝し、その後は再びアメリカに遠征してキャッシュコールマイルを制するなど、活躍した。
一方、鞍上の武豊は1989年シャダイカグラ、1993年ベガ、1994年オグリローマンに続いて5回目の桜花賞優勝。このレースでは抜群の強さを見せている。兄ダンスインザダークの菊花賞制覇時に手綱を取っていたのも武豊。競馬界の第一人者であることを再認識させられたレースでもあった。