• 桜花賞 1981年

第41回 桜花賞 1981年

1981年の桜花賞で1番人気に支持されたのはブロケード。前年1980年の新馬戦から前走の4歳牝馬特別まで3連勝。無敗のまま、桜花賞に駒を進めた。2番人気はタケノダイヤ。前年1980年の京成杯3歳ステークスの優勝馬である。年明け後はクイーンカップ2着、4歳牝馬特別10着という戦績である。3番人気はテンモン。前年1980年の朝日杯3歳ステークス、そして年が明けて京成杯を制している。

雨で不良馬場となったこの年の桜花賞。雨が続いた為に、桜がまだ開花しない中で行われることになった。レースは3番手を追走したブロケードが4コーナーで先頭に立ち、そのまま後続を突き放して先頭でゴール板を駆け抜けた。2着テンモンとの差は3馬身1/2。完璧な内容での勝利だった。3着はマーブルトウショウが入り、タケノダイヤは4着に敗れた。

ブロケードは次走のオークスで14着と大敗。2400メートルという距離はこの馬には全く合っていなかったようだ。そして次走の函館・巴賞で後々まで語り継がれる名勝負が実現する。前年1980年の桜花賞馬ハギノトップレディとの「桜花賞馬対決」だった。先にハナに立ったハギノトップレディを途中でブロケードが交わし、ゴール前では再びハギノトップレディがブロケードに並びかけるというレースである。アタマ差で敗れたブロケードだったが、先輩の桜花賞馬を相手に見せた果敢なレースはファンの記憶に長く残ることになる。

そして1982年にはスプリンターズSを優勝。スピード能力に溢れる桜花賞馬だったに違いない。短距離路線がもっと充実していた時代に走っていたら、もっと多くのタイトルを獲得していたに違いない。生まれてきた時代が早すぎた。

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